英語学習の邪魔になったこと

私は英語を仕事で使える程度に長年かけて習得しました。

英語がだんだん実用レベルに近づく中で、邪魔になったものはカタカナ英語です。

知らなければよかった、と思うほど、英語学習を妨げた知識でした。

カタカナで日本語中で使われる英語は、意味も発音もオリジナルからはかけ離れています。

英語を実際使うときに、日本語でのカタカナでの表現が先入観を作り出し、誤った語感と発音を引き出してしまうのです。

残念ながら、今の日本では英語語源の言葉を日本語化して表現するのではなく、発音をヒントにカタカナ化する流れが強いようです。

先日は、オリンピックのTV中継で補欠選手をリザーブ、結果をリザルトと呼んでいるのに残念な思いがしました。

日本人の英語習得が遠のく上、時代に沿った新しい言葉の概念を理解し、カタカナでない日本語で作り出す、という努力を、私たちの世代ではやめてしまったのかもしれません。